OpenCV-PythonのLinux(Fedora, Ubuntu)へのインストール

目的

このチュートリアルでは
  • LinuxにおけるOpenCV-Pythonのインストール方法を学ぶ.

はじめに

PythonをLinux(Fedora, Ubuntu)にインストールする方法はレポジトリのプレビルトバイナリを使う方法と、Anaconda Pythonからダウンロードする方法の二つがある. しかし、OpenCV3をPythonと連携させるには、Anaconda Pythonの方が簡単である。 そこで本チュートリアルではAnaconda Pythonのインストールだけを取り上げる.

もう一つの重要な要素として必要なライブラリが挙げられる.OpenCV-Python自体は Numpy のみ(これ以外の依存関係については後で話する)を必要とするが,本チュートリアルでは図のプロットのために Matplotlib を使う.Matplotlibのインストールは必須ではないが強くお勧めする.同様に,対話的なPythonターミナルとして IPython の使用もお勧めする.

Anaconda Pythonの良い所は、これらがすべて組み込まれていることである。

Anaconda Pythonをインストールする

  1. AnacondaのPythonのパッケージをダウンロードし,デフォルトのフォルダにインストールする.

    Anacondaにアクセスして、Python3 のうちから 自分のコンピュータのOSにあったパッケージをダウンロードし、インストールする

    ここで2010年以降のコンピュータはほとんどが 64bit であるが、

    uname -a
    
    として64ビットと表示されるのを確認しよう。 そうでなければ32ビットのパッケージを選んでください。

    Anacondaはほぼ無償で使用でき、次の主要なモジュールが使えるようになっている:

    NumPy, SciPy, Pandas, PyTables, h5py, Matplotlib, IPython, Spyder,
    Qt/PySide, VTK, Numexpr, Astropy, Cython, LLVM, LLVMpy, Numba,
    Scikit-learn, Scikit-image, NLTK, NetworkX, MayaVi
    
  2. ただしOpenCVは(まだ)インストールされない。そこで、Anaconda Pythonをインストールしたあとで、コマンドプロンプトを開き、
    conda install -c https://conda.anaconda.org/menpo opencv3 
    
    を実行する。これで OpenCV3がPythonで使えるようになる。

補足資料

課題

  1. OpenCV3のソースを入手し、コンパイルしてみよう.