伊藤拓大の卒業研究への道
履歴
- 3月26日: 情報追加
- 3月5日: 情報追加
- 2月5日:作成
2019年3月26日版
2019年3月5日版
- デンソー、三菱の研究と比較
- デンソー
- ドライバー視認性を向上させ、車両の安全性能向上に貢献するデジタルアウターミラー用のECUを開発.
- 車室内左右に設置されたディスプレイに表示
- 右左折時や車線変更時、後進時に映像を拡大して見やすくする
- トンネルや雨天時に画像処理を施し、明るく表示する
- 三菱
- 車両後側方の物体を100m程度の遠方からカメラで認識する「電子ミラーむけ物体認識技術」を開発
- 三菱のAI技術「Maisart」を取り入れて、検出から識別を低演算で実現
提案: 車室内左右のディスプレイを一つのディスプレイとしドライバーの目線移動量をより減らす
電子ミラーについての法律
- 適応範囲は、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車並びに被牽引自動車を除く
- 現在、設置が義務付けられている後写鏡と同等の視界が確保されるように定められている
何を出力するか
- 安全面を考えても注意散漫にならないようにモニターには表示せず音や音声を利用
- 左右の車を認識するマークを入れる
物体検出の種類はどうするか
tokkuman (2017)によれば YOLOとSSDの性能がよく、特にYOLOが実時間性に優れる
白井のコメント: 2017年の情報では古い。MobileNetも調べてみよ
2019年2月5日版
- 題目:
画像処理、物体検出技術を用いた警告音付き車載電子ミラーの開発
- 目的:
車に搭載したカメラから3方向の左右後方映像をモニターに表示し、その3方向画像を1つに繋げ電子ミラーとして出力する。また、接近物を物体検出により検出し、警告音でドライバーに知らせる機能を搭載する
- 動機:
2016年に、自動車の保安基準が改正され、従来のバックミラーの代わりに電子ミラーを搭載することが可能となった。電子ミラーは様々な情報表示や死角の減少につながるので、今後自動車に搭載されていくと考えられる。さらに高齢社会である日本で、高齢者ドライバー向けに警告音を発生するミラーができたら安全性が高まるのではと感じた。
- 新規性:
- 予想される困難:
車にカメラを取り付けて走行映像を取得すること、その映像に物体検出を適応させること。
- 関連研究:
- 三菱電機 (21018)「電子ミラー向け物体認識技術」
- デンソー (2018)「画像処理を組み合わせた電子ミラー」
- 資料:
- 道具、準備、学習
- 映像撮影用カメラ、OpenCV、YOLO、画像処理の勉強、物体検出の勉強
- 研究計画
- 春休み期間
映像を撮る方法を考察、OpenCVの復習、物体検出のためのYOLOを勉強する。
- 春学期
- 夏休み期間
- 秋学期
- 評価方法:
- 波及効果: