注意事項
- 物理学前半「力学」講義では、以下の教科書を使います。
必ず購入して予習復習に努めてください:
西浦 宏幸・田中 東. (2013).『大学新入生のための力学』.東京:共立出版
参考: 教科書の正誤表(第1, 2版用)
なお、後半の「電気/電磁気」講義では、別な教科書を使います。両方を用意しておいてください。
- 教科書の『未発見』の誤りを見つけたらポイントを差し上げます。
すでにわかっている誤り(正誤表にないもの)
は以下のとおりです:(ただし2019年5月20日に発効されるSI基本単位の定義改訂によるものは『教科書の誤り』とはしない)
p.68 3行目と6行目 「回転角」→「角速度」
(著者によれば「角速度」よりも「回転角」を使いたいとのこと)
- p.178 式(15.2.9) Iz → I
- 例題7.3で、「一様な重力と速度に比例した空気の抵抗を受けて」とあるのに、
式では -mkvと「m」が入っているのは誤りに近いです。
実際の物理現象では、空気抵抗は質量にはよらず、大きさが小さい場合は速度に、大きい場合は速度の自乗に比例します。(参考: BigLobe: 雨滴の落下速度
- これは「反転授業」形式の講義です。
講義がある前日までに、該当日の教科書とともにビデオ教材を視聴し、章末問題を解いてくることが求められています。
講義においては、疑問・質問についての議論を行い、宿題を出します。
また、宿題をしてきたかの確認(テストや演習)を行い、それをもって出席確認とします。
宿題の提出:
(春学期)毎週金曜日13時(午後1時)までに
11号館6階の所定の場所(エレベータホール内)にあるレポート箱。
問題をまずノートを使って解き、
清書した用紙を提出すること。
学籍番号と氏名は必ず「ボールペン」を用いて記入すること(書き換えられないようにするため)
自分で勉強してこないと、この講義による学習は成り立ちません。
学習しないことによる損失も、学習によって得られる利益も、あなたがた次第です。
- 遅刻や欠席、宿題の未提出回数が多いと試験を受けられません。
必修科目ですので、不合格になると進級や卒業が不可となる可能性があります
- 白井のオフィスアワー: 水曜日の1限目ですが、月曜5限の電気電子工学基礎
(旧LSP, Learning Support Program)でも質問ができます。
また、メールででも質問ができます。
- 例題や問題を自分の頭で考え、仲間同士で説明したり話し合ったりしてください。
物理の考え方に慣れる、思考法を身につけることが大きな目的です。
法則を丸暗記したり、問題の答えを覚えることは、害があれど益はありません。
法則や公式すら、基礎的なことがらから導かれるものです。
その考え方をこの講義を通して学んでください
(ついでに言えば、それを支えている数学の基礎固めをしておきましょう)。
- 参考書:
- 高校の物理の教科書、特に数研出版のもの
- 高橋正雄(2017)理工系基礎力学. 共立出版
- 遠藤雅守(2018)法則がわかる力学. 裳華房
- 参考リンク: ウェブ上にはいろいろな参考資料があります。そのいくつかを紹介