Unix環境下でRubyを使う

1. プログラムをTeraPadを使って作成する。

まずプログラムを書いたりコピーしてきたりできる道具が必要です。このために エディターを使う必要があります。どんなエディターでもできるのですが、 TeraPadかEmacsというエディターを使ってください。
TeraPadを使うのは、Windowsで使い慣れたエディターを使うほうが、楽にプログラムを 書くことができるからです。TeraPadはWindowsの上のシステムですから、まずWindowsの プログラムメニューからTeraPadを起動し、その上で プログラムを書くということになります。
また、Emacsは強力なエディタで、プログラムを編集しながら、同時にプログラムを 走らせることができます。いつか使いこなせるようになる日がくることを期待しています。

2. ASTEC-Xを使いUnix(Linux)にLoginする

Unix(Linux)上のRubyを、Windows上のソフトを動かして使うことにします。 WindowsのプログラムメニューからASTEC-Xというソフトを起動し、 それでUnix(linux)のシステムlinux.st.chukyo-u.ac.jpにloginします。 適切な自分のアカウント名とパスワードでloginすればRubyは使える状態になっ ているはずです。自分で作成しセーブしたプログラムのファイル名がmy-test.rbならば、

%ruby my-test.rb
とすれば、このRubyのプログラムが実行され、結果が帰ってきます。

3. TeraPadでプログラムを作る

ここで、日本語を使う場合、(WindowsではShift-JISコードでしたが) 日本語のコードをeucコードにすることを忘れてないでください。 また、ファイルをセーブする場所(フォルダー、UNIXではディレクトリという) を間違えないようにしてください。

  • 日本語のコードをeucにするには、TeraPadでプログラムを 書いた後、漢字コードをどちらもeucに設定してください。 それには、まず「ファイル」から「漢字/改行コード指定保存」を選びます。

    次に、漢字コードとしてEUCを選びます。

    そして、改行コードとしてLFを選び、OKを押します。

    4. ファイルはホームの特定のフォルダ(たとえば、 Algo)にセーブするのが便利

    練習として、次の内容のプログラムをTera Padエディターを使ってファイルに作 成してRubyで実行してみましょう。 (Rubyのプログラムはmy-test.rbというような拡張子を.rbという名前のファイ ルにして作ると分かりやすいでしょう。)

    i = 0
    while i < 10
     print i, " 今日は\n";
     i = i + 1;
    end
    
    ここで、このファイルをホームのAlgoフォルダ(ディレクトリ) にセーブしたとします。これを実行するには、端末エミュレータでLinuxに入り、
    ruby Algo/my-test.rb
    とするだけです。一番最初のrubyは、RUBY言語で書かれたプログラムを 実行することを意味します。また、my-test.rbの前に そのファイルをいれたフォルダ名(Algo)とスラッシュとをつけることを 忘れないでください。(フォルダ名を指定するのが面倒なら、 cd Algoコマンドを使って、「現在作業しているフォルダ」(current directory)をAlgo に指定することを『一回』やれば、ruby my-test.rbとしてプログラムを 実行することができます。
    なお、ruby を毎回つけるのが面倒なら、プログラムファイルの一番頭に
    #! /usr/bin/ruby
    
    をつけ chmod 755 my-test.rb などどしておけば
    my-test.rb (または ./my-test.rb)
    
    だけで実行できます。

    ちょっと変えてはそのまま実行してみるということがより簡単にできるでしょう。

    注意;全角のスペースがプログラムに入らないように注意すること。全角のスペー スがプログラム本体(変数やスペースとして)入っているとプログラムは 文法エラーで実行できません。(TeraPadで全角と半角スペースを表示するように 設定しておくとこの間違いに気がつきやすくなりよいでしょう。 全角のスペースは見えないので分かりくいため、これが原因でプログ ラムが動かないことがよくあります。)